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8月27日のロケット
8月27日の、新型ロケット「イプシロン」の打ち上げ中止の話、知っていますか?
日経新聞によると、発射19秒前に自動停止、地上の管制施設のコンピューターが、ロケットの姿勢を異常と判定したからとのことです。
地上側のコンピューターから指令を出し、ロケットのコンピューターを起動させ、ロケットの姿勢の情報を地上側のコンピューターに送り、ロケットが正しい姿勢なのかを地上側のコンピューターが判定する仕組みらしいです。
ところが、実際の打ち上げの時に、コンピューターが指令を送るのに0.07秒余計にかかってしまい、ロケットが正しい姿勢なのに地上側のコンピューターが異常と判定してしまったとのことでした。
え、たった0.07秒の違いで・・・と思い、次の瞬間、ロケットの制御システムの制度に驚きました。
このニュースを読んだとき、ふと、塾で教えていることが、生徒さん方の将来の軌道を大きく変えてしまう可能性について、考え込んでしまいました。
ロケットの角度が、肉眼では分からないほど小さくずれていても、それが上空のはるかかなたへと到達するころには、予定していた軌道とまったく異なる軌道を描いてしまいます。
同じことが、教育の現場にもあてはまると思います。教師の小さな一言、学校でおこる些細な出来事、ほか、さまざまなことが、生徒さん方一人ひとりに大きな影響を与え、まったく別の方向の道を歩んでいく可能性もあるのです。
講師として働いてきて、私たちの日々の言動や指導方法、常に研鑽を積まなければならない、と改めて思いました。
ただ、生徒さん方を見ていると、こんなふうに成長したか~、全然予想できなかったな、と思うのも、なかなか面白いものです。小学生の時はとてもおとなしかった子が、
高校生になると、体育会系のキツイ部活に打ち込んでいる姿などを目の前にして、人間の成長ってすげぇな、と思ったりする毎日です。
ちなみに、新型ロケット「イプシロン」、本日9月14日、発射に成功したらしいです。よかったよかった!!
小川教室より