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塾長コラム
【作文力・表現力は大事】
-真剣に考えてみよう-
ご存じのように都立推薦入試では、作文・小論文が必修となったため、推薦入試では記述的な力が弱く、作文の苦手な生徒が苦戦をしています。ただ、作文力は直接、入試に出題されるから重要なだけではありません。ここでは改めて「何故、作文力が重要なのか」について整理してみましょう。
作文力が必要な理由はいろいろありますが、ざっとみただけでも、下にあげたようないろいろな事情があります。
しかし、一番大切なことはつぎの点です。
作文力がつくということは表現力が向上していくことを意味します。そして、表現力が向上していくことは将来の仕事面でのメリットにとどまらず、プライベートでも対人関係が豊かになるということです。なぜなら作文力、表現力は聞く力とならんで、コミュニケーション能力の根幹の能力だからです。だから、少し大げさに言えば、作文力の向上は人生も豊かにするわけです。
ここでは以下、実用的な理由もあげてみます。もちろん、これらの理由だけからでも作文力の大事なことは明らかですね。
① そもそも、作文力と読解力は国語力の二本柱であり、お互いに支え合っている基礎学力です。
これは国語だけでなく、数学、英語、理科、社会などすべての教科の学力を左右する基礎中の
基礎であること。
② 都立中入試で作文問題が出題されている。また、私立中入試でも記述問題は増加中。
③ 高校入試、とりわけ都立では一般入試の国語で200字作文が必ず出題されている。
また、都立推薦入試では作文、小論文は必修となっている。
④ 大学入試でも作文力、記述力は多く場合非常に重要な能力。
⑤ 大学の試験も小論文型の記述答案が多い。
⑥ 就職試験の際には、表現力が問われる。エントリーシートひとつ書くのにも作文力は必要。
⑦ 文書で報告し、文書で指示を出すことは、メール全盛の時代、多くの職場で大いに必要とされる
能力。だから、作文力は一生の財産。
やはり、作文力は非常に大事ですね。作文力は作文講座を取ったからすぐにつくというものではないですが、この力をつけることを自覚して努力することが大切です。