学習塾ブログ / 入試インフォメーション11月号

2015年10月14日

入試インフォメーション11月号

【中学部】平成27年度都立入試の結果分析

 いよいよ11月、受験も近づいてきました。今回は中3受験生はもちろん、中2・中1生のみなさんにも都立入試の状況を知っていただきたいため、今春の都立入試の結果をあらためてお知らせします。各教科とも平均点は1~9点ほど上昇し、分布のピークもより高得点になりました(英語は80~83点取った受験生がもっとも多数!)。

【国語】

平均点は昨年度より4.0点上昇した。分布のピーク(山)は昨年度の60点~64点から70点~74点に移るとともに、70点以上の受験者の割合が増加した。

【数学】

平均点は昨年度より4.4点上昇した。分布のピークは昨年度の60点~64点から65点~69点に移るとともに、80点以上の受験者の割合が増加した。

【英語】

平均点は昨年度より9.7点上昇した。分布のピークは昨年度の52点~55点から80点~83点(!)に移るとともに、80点以上の受験者の割合が増加した。

【社会】

平均点は昨年度より1.7点上昇した。分布のピークは昨年度の60点~64点と同様であり,70点以上の受験者の割合が増加した。

【理科】

平均点は昨年度より2.1点上昇した。分布のピークは昨年度の65点~69点から60点~63点に移り、80点以上の受験者の割合が増加した。

(東京都教育委員会のホームページより)

【高校部】センター試験攻略法〈理系科目編〉
今回は大学入試に必要な試験、センター試験についての情報をお伝えします。特に今月は理系科目に重点を置き、今年のセンター試験での変更点や試験を受ける前の準備と対策をいくつかご紹介します。

 

【現・浪問わず新課程科目内容での試験】
2016年大学入試は、数学・理科に加え、英語・国語・地理歴史・公民が、高校での新学習指導要領(新課程)に対応した出題になります。また、数学・理科は新課程2年目となりますが、理科は、基礎を付した科目(物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎)と基礎を付していない科目(物理・化学・生物・地学)の2種類からなっています。特にセンター試験の理科の選択方法は複雑で、大学により、どの選択方法を採用するかは異なっています。基本的には文系の国公立大では「基礎2科目」か「発展1科目」、理系の国公立大では「発展2科目」か「基礎2科目と発展1科目」、理系の私立大では「発展1科目」が中心となっています。選抜要項・募集要項をよく読み正しい選択方法を選びましょう。

 

【前年度の試験結果からの今年度の傾向予想】
2015年の新課程センター試験では平均点が低かった「数学II・B」「生物」は、その反動で2016年は易化、逆に平均点が高かった「化学基礎」は難化が予想されます。ただし必ずしも上記のようにテストが作られるわけではないため、情報を鵜呑みにして勉強をするのはよくありませんが、過去問を使って勉強する際や、自分の苦手・得意科目の勉強をするペース作りの参考にしておきましょう。数学・理科は新課程2年目になるので、初めて新課程を含んだ問題での過去問の演習ができます。傾向と対策を掴んでおくとよいでしょう。

 

【センター試験を乗り越えるための集中力を養う】
センター試験は問題量が多く、解くスピ―ドの速さと正確さを求められるのが特徴です。後半になって疲労がたまり、集中力が低下すると、ケアレスミスを起こす確率が高まります。 だからこそ、集中力を身につけることが重要です。試験を乗り越える集中力をつけるには、今から「長時間机に向かい、問題を解き続ける練習」が必要です。まずは自分が集中力を保てそうな45分程度に区切って勉強に取り組みましょう。スマートフォンなどは気にならない場所に置いて置き、多少気が散っても我慢して机に向かうことが大切です。45分に慣れてきたら、50分、55分と徐々に時間を伸ばしていきましょう。これを持続することで、試験に必要な集中力が自然とついてくるはずです。

 

【小学部】中学校「ユニーク部活動」紹介 その2
前回に続き、今回も特色のあるユニークな部活動がある中学校をご紹介します。

 

明法中学校 【棒術部】
棒術とは、樫の木で出来た、長さ六尺(約180㎝)の棒を使用する武術。棒の技だけではなく、空手のような突きや蹴り、柔道のような投げ技、合気道のような関節技などを含む総合武術・武道とのこと。早稲田大学棒術部からコーチも来て指導している。

 

成城中学校 【速記部】
全国大会に東京都代表で出場するなど活躍。朗読者が朗読した問題を一斉に反訳(速記文字を日本語に戻すこと)など、速記を基本から学ぶことができる。

 

聖学院中学校 【レゴ&ハンディクラフト部】
レゴブロックやプラモデルの作成が活動の中心。
FLL(ファーストレゴリーグ)東日本大会に出場など活躍中。
ロボットのプログラミングにも挑戦中。

 

十文字中学校・共立女子中学校 【能楽部】
どちらの中学校も外部より能楽師の先生をお呼びして、直接指導を受けている。
所作や能装束(能の衣装のこと)などをしっかりと学ぶことができる。

 

法政大学第二中学校 【重量挙部】
中学生部員・高校生部員どちらも全国大会優勝と数多くの実績がある部活動。全日本で活躍した選手などがコーチの
ためレベルの高い指導を受けられる。