学習塾ブログ / 「勉強しているはずなのに、成績が上がらない」「どれだけ本を読んでも身につかない」…

2018年12月06日

「勉強しているはずなのに、成績が上がらない」「どれだけ本を読んでも身につかない」…

とある記事を引用しながらお話したいと思います。もとは東大生の浪人時代の勉強法のお話です。

★「ケアレスミス」の99%は…実力の表れ
この方は「ケアレスミス」という言葉を多用していたそうで、何かにつけて
「これは本調子じゃなかっただけだ」
と間違いと向き合おうとしなかったそうです。
確かに僕自身もたまに「ケアレスミス」という言葉を使います。受験生においてもできるはずの問題をミスしたときにかなりの確率で“ケアレスミス”と言います。しかし、それで終わりにしてしまっている受験生は本番でも同じように「ケアレスミス」をすると思います。
実際ミスはミスです。もし本番でど忘れして答えられなかったのなら、いつでも思い出せるよう復習しておくべきですし、時間が足りなかったのなら普段から時間配分を意識して勉強に取り組むべきです。

この方は、浪人を経験したことのある東大などの有名大学の学生に失敗した原因を聞いたところ『自分が現役で合格できなかった理由を「性格がダメだったからだ」と答えた人が大半いた。』と言っています。
では“性格がダメだった”とはどういうことなのか。
かいつまんでご紹介します。(以下引用文です。)
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●残念な性格①:人のアドバイスに耳を傾けない
たとえば「英語を基礎から勉強するように」と言われても、「基礎の部分なんかいまさらやったって、成績は上がらないだろ」と反発する。「復習が疎かになっているから新しい参考書に手を出すのをやめなさい」と言われても「どんどん新しい参考書をやっていかないと東大には合格できないだろう」と無視する。勉強法について、先生からの意見をほとんど受け入れなかったそうです。
「自分のことは、自分がいちばんわかっている」「今の自分の勉強法が、自分にいちばん合っているんだ」と、成績がなかなか上がらなくても先生からの意見に耳を貸さずにいたところ、言われた言葉が「そんな性格だったら東大に合格できないぞ」だったそうです。
そしてその言葉どおり、その年、東大に不合格になってしまったそうです。

●残念な性格②:自分の欠点に向き合えない
またある東大生は、自分の悪い成績や欠点と向き合うことができなかったから、現役で東大に合格できなかったのだと語りました。
複数の模試を受けると、調子が良くてA判定を取れることもあれば、調子が悪くてD判定になってしまうこともあります。そんなとき、彼は「D判定のほうは、ケアレスミスが多かった」「自分の本当の実力はA判定だ」と言い聞かせて勉強を続けた結果、不合格になったのだとか。
ちなみにD判定だった模試で間違えた分野が、なんと本番で出題されたのだそうです。
結局みんな自分にとって都合の悪い情報や受け入れ難いことと向き合わなかったことが原因で不合格になっていたそうです。

この方も、「先生の言ってることは的外れだ!」と対立し、どんなに人から「こういうふうに勉強するべきだよ」と言われても受け入れなかった。まったく謙虚じゃなかった。だから自分の問題点にも気付けず2浪しました。でも、「謙虚であることの大切さ」に気がついて、一から自分を見つめ直したところ、見事東大に合格できました。当時の先生に「あのとき、生意気なこと言ってすいませんでした。謙虚じゃなかったです」と言ったところ、「それに気がついたから合格できたんだね」と言ってもらえました。
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と言っています。

ご家庭の方が言っても反発してしまうことも多いと思いますが、実際に経験されてきた(もしくは見聞きされてきた“大先輩”であることに変わりはありません。友達の言うことは受け入れるのに先輩の声は受け入れない。ちょっと順番が違うように思います。そういった方を僕も多く見てきていますが、この記事を読んで改めて先輩の言葉は大切だと感じました。
受験生はあと数ヶ月で本番です。
今からでも出来ることは沢山あります。逆になんだかんだ言い訳することもできます。
謙虚になり学ぶ姿勢を貫き合格を勝ち取るのか、その場しのぎの言い訳をして後悔するのか。
あなたはどっちを選びますか?

府中本町教室 重村