学習塾ブログ / 北里柴三郎

2019年09月18日

北里柴三郎

今回は新紙幣で1000円札に採用された北里柴三郎のご紹介です。
1853年熊本県生まれ。
東京大学医学部卒業後、内務省衛生局(現在の厚生労働省)で働く。
1885年にはドイツ留学を命じられ、ベルリン大学にて研究を開始。
1889年ベーリングという研究者と共に「破傷風菌」の純粋培養に成功。
翌年には血清中に含まれる「抗毒素」による世界初の治療法を発見。
この抗毒素は、現在の「抗体」のこと。
血清療法は、破傷風の治療と予防の両方に効果があることもわかった。
その後の破傷風、ジフテリアのワクチン開発につながり、
世界中で医療に役立てられるようになった。
北里の研究は、100年以上たった現在も、
新生児を含め、人びとの生命を守り続けている。

教室だより
先人に学べ2020より