学習塾ブログ / 鬼滅のお豆 と 鬼滅の鰯  ~今年の節分は…~

2021年01月27日

鬼滅のお豆 と 鬼滅の鰯  ~今年の節分は…~

今年の節分は2021年2月2日です。※実に124年ぶりだそうです。
『節分』=『2月3日』と思いがちですが、すべての暦(こよみ)は固定ではなくずれることがあります。地球は太陽の周りを365日5時間48分46秒で回っているため、少しずつずれるのが原因です。

節分の由来は?
今では2月3日(今年は2月2日)に節分ですが、もともとは暦の『立春・立夏・立秋・立冬』この4つの前日のことを“節分”と呼んでいました。これだけでもうわかりましたよね?
そう、節分は文字通り“季節を分ける”を意味しています。はじめは平安時代頃からと言われていますが、江戸時代頃から、春=1年の始まり、として立春が重んじられ、節分もその立春前だけになったそうです。新たに迎える1年の始まりに向けて、「事前に災いや厄(やく)を祓(はら)おう」ということや、「この時期寒さゆえ風邪をひきやすくそれが病魔・疫鬼と考えられお祓いしよう」というのが由来のようです。

なぜ豆なの?
色々な説はあるようですが一番主流なのは“魔滅”(まめ)が有力です。鬼の目である『魔目』(まめ)を滅する力=『魔滅』から、『豆』が効果的!となったそう。僕の勝手な考えですが、大豆自体栄養価も高いですから、(昔の人は栄養価という言葉は知らずとも)生活の中で大豆パワーに気づいていての理由だったのかもしれませんね。
余談ですが、豆だけでなく鰯(いわし)を食べたり、柊鰯として飾ったりするのも有名です。

単に節分だから豆まき…とか、豆まきなんか古いよ…なんて言わず、意味を知って習わしに参加してみると違った発見や効果UPするかもしれませんね。新年を迎えて早1ヶ月。改めて気を引き締める節目としてちょうどいいかもしれません。

受験生の皆さんは体調管理に気を付けつつ、残りの時間を全力で頑張ってください。

府中本町教室 重村