学習塾ブログ / 「好き」と「環境」の大切さ
「好き」と「環境」の大切さ
何かを「好き」になる瞬間、結構皆さんの中にどれだけありましたか。もちろん、「好き」の多い少ない、「好き」になったことがはっきりわかるか、それともいつの間にかなっていたのか、色々と種類が分かれると思います。
この何かが「好き」というものは勉強をするときに大きく左右されると思っています。
例えば教科によって好き嫌いがあると思います。好きな教科は自分で進んで勉強を始めたり、長く没頭してしまったりします。逆に苦手意識や嫌いという気持ちがあると、なかなか捗りませんね。
これは自然なことで、「好き」というものは「興味」が向いている、いわば勉強するのにとても有利な状況だからです。
例えば、極端な話をすると、ドラマの俳優さんやイケメンアイドルグループの名前は全員覚えられる!と思いますが、歴史上の人物の名前は全然入ってこない…など。
「興味」がある状態だと、進んで自分から色々調べようとします。インターネットでその有名人がどんな人だったのか、他にどういう作品に出ているのか、調べて知ろうとしてしまいます。そうなのです。「好き」になると勝手に勉強をはじめていくのです。
しかし、そう簡単に「好き」を作れたら、苦労しませんよね。増やすためには「環境」を整える必要があります。皆さんが今「好き」なものはなぜ「好き」になりましたか。学校の先生の教え方が楽しくてわかりやすかったから。友達がおススメしてくれたから。家に道具があったから。インターネットやテレビで見たから。
「好き」を作るためにはそのきっかけと「環境」が必要になるのです。水に触れてこなかった人がいきなり泳いでみたい!とはならないでしょうし、泳ぎなんて何が面白いの?なんて言われてしまうと、楽しいと思えなくなってしまいますよね。
物事を「好き」になる時、そこには必ずと言っていいほど自分のいる「環境」に影響を受け、何らかのきっかけを経て、「好き」になるんですね。
「好き」を増やすためには「環境」を色々と変えてみましょう。自分の部屋を模様替えしてみたり。違う場所にお出かけしてみたり。担任の先生以外の先生方に話を持ち掛けてみたり。友達に最近始めたことをいくつか聞いてみたり。
”今までやってみていないこと”を何もなく始めるのはかなり気持ちが入らないかもしれません。しかし、その中にはもしかしたら、自分が何かを「好き」になれるチャンスが眠っているかもしれません。「好き」なものを増やせると、人生で楽しいものが増えて豊かになり、勉強にも役立つ、かもしれませんね。
小川教室 中村