学習塾ブログ / コスモス

2024年11月20日

コスモス

今年は寒くなるのが早く、秋を感じる間もなく、冬が来てしまったかと錯覚してしまう気候ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。紅葉シーズンでもあります今、本日は、春の桜ならぬ、日本人には漢字で「秋」の「桜」と書くことでも馴染があるかと思います、コスモスについて色々見ていきたいと思います。

コスモスは、ほとんどの人が見たこと、聞いたことがある花ではないかと思います。道端に咲いているだけでなく、自宅で育てている人も多いくらい親しみ深い花ではないでしょうか。
 
基本的にピンクや白のコスモスを見かけることが多いコスモスですが、ピンクや白の他に、赤、チョコレート色など様々な色の花を咲かせるコスモスがあるそうで、メキシコが原産の花で、20種類ほどのコスモスが存在するそうです。その中で、日本で見ることのできる種類は4種類だそうです。チョコレート色の花を咲かせるコスモスは、色だけでなく香りもチョコレートの匂いがするそうで、一度は見てみたいですね!

コスモスの色別の花言葉の意味と由来
まずは、コスモスの色別の花言葉の意味と由来を見ていきたいと思います。コスモス全体の花言葉は、「乙女の真心」「謙虚」「調和」です。コスモスの可憐で風に揺れる姿は、まさに「調和」や「謙虚」といった言葉がしっくりきます。また、パステルカラーの花は「乙女の純真」を連想させ、清純なイメージを与えますね。色別の花言葉は…
ピンクのコスモス:「乙女の純潔」
赤のコスモス:「乙女の愛情・調和」
黄色のコスモス:「野生的な美しさ・自然美・幼い恋心」
白のコスモス:「優美・美麗・純潔」
チョコレート色のコスモス:「恋の終わり・恋の思い出・移り変わらぬ気持ち」
奥深いですね。それぞれの色の持つイメージと花言葉が結びつき、より花への理解を深めることができます。

コスモスの花の名前の由来
次に、コスモスの花の名前の由来について見ていきたいと思います。コスモスという名前は、ギリシャ語の「Kosmos」というところからきているそうです。英語では、「cosmos」となります。ギリシャ語、英語の意味は「秩序」となり、「秩序と調和を持つ宇宙または世界」となるようです。
コスモスがこのような名前が付けられたのは、その花の姿が規則正しく整然と並んでいる様子から、宇宙の秩序や調和を連想させたためと考えられています。

コスモスを「秋桜」と書く由来
コスモスの和名(日本で付けた呼び名)を「秋桜(あきざくら)」と言います。この名前の由来は、コスモスの特徴や咲く時期から来ています。コスモスは秋に美しく咲く花です。日本の春を代表する花として「桜」がありますが、コスモスの花弁の形は、桜の花弁に似た形をしています。また、一部のコスモスの品種は、淡いピンク色をしており、桜の花の色にも似ています。以上の特徴から、秋に咲く桜に似た花「秋の桜」という意味合いで「秋桜」と名付けられました。
元々、秋桜は「あきざくら」と読まれていた秋桜を、コスモスと読むようになったのは、山口百恵さんの「秋桜(コスモス)」が流行ってからだそうです。作詞作曲をしたさだまさしさんが、曲のタイトルを「秋桜」とし「コスモス」と読ませました。歌詞の中でも同じように「秋桜」と表記し「コスモス」と読ませています。秋桜をコスモスと読むのは当て字なのだそうです。
現代では、スマホやパソコンで「こすもす」と入力すると変換予測に「秋桜」が出てくるようになっています。それほどに「秋桜=コスモス」ということは、多くの人に認識されているのではないでしょうか。かくいう私自身も、由来まではしっかりと分かっておりませんでした。

今回はコスモスについて、見ていきました。調べてみると知らなかったことも多くあり、知れば知るほどその奥深さに触れることができ、学びが多くありました。
学びの大切さを、しっかりと伝えていけるように、これからも精進してまいります。

小川教室 淸田