学習塾ブログ / 国語の表現技法 その4
2021年11月10日
国語の表現技法 その4
【倒置法(とうちほう)】
文章の語順をあえて通常の順序と逆にする表現技法のこと。
【効果】
①文章を情緒的にできる
遠くから母の声が聞こえた。
→遠くから聞こえた。母の声が。
②強調できる
このお店でメロンパンを買いたい。
→このお店で買いたい、メロンパンを。
③語勢を強める
君は誰だ。→誰だ、君は。
④リズムを整える(短歌・俳句・詩)
金色の 小さき鳥のかたちして
いちょう散るなり 夕日の丘に
(与謝野晶子)
→本来は
「夕日の丘に いちょう散るなり」だが、リズムを作るために倒置している。
【注意点】
多用しすぎると読みにくい文章となる。
教室だよりから