学習塾ブログ / 勉強の秋
勉強の秋
みなさん、こんにちは。
暑かった残暑も少しずつおさまり、心地よい季節となりました。
秋が来たな~と感じますね。
さて、秋といえば、よく「勉強の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」など、〇〇の秋と例えられることが多いですよね。
なぜ、秋にだけ、そのような言い回しがあるのでしょうか?
○○の春、○○の夏、〇〇の冬、があっても良さそうな…!?
調べてみました。
…それはズバリ、「気候がちょうど良いから」らしいです。
え!?それだけ!?
確かに夏は暑すぎて、スポーツをするにしても本を読むにしても厳しいし、冬は逆に寒すぎて体も動きにくいかも。春は新学期など新年度が始まる時期でドタバタしている。
その点、秋は気候や気温がちょうど良く、忙しい行事もそこまで多くないことから、勉強するにも、運動するにも読書するにももってこいの季節だから、このような言い回しが出来たらしいです。
たしかに、心地よい季節だと、集中しやすいというのはあるかもしれませんね。
でも本当にそれだけかな?
「読書の秋」
中国の唐時代の詩人「韓愈(かんゆ)」という人物が漢詩に「秋になり長雨があがって空も晴れ、涼しさが丘陵にも及んでいる。ようやく夜の灯に親しみ、書物を広げられる。」と秋に読書がしやすい、と記していたそうです。
この一節を作家の夏目漱石が発表した小説「三四郎」で引用したことがきっかけで日本でも広まったと言われています。
また、1947年より「読書週間」が開始され、そこから一般に浸透していったと推測されています。ちなみに2024年の「読書週間」は10/27~11/9です。何か一冊本を読もう。
「スポーツの秋」
1964年に開催された東京オリンピックの開会式が10月10日だった事。その後制定された体育の日により様々なスポーツが盛んになっていき、スポーツの秋という言葉が浸透していったと推測されています。(現在の体育の日は10月の第2月曜日と決まっています。)
気候が良いことだけではなく、色々な要素が組み合わさって〇〇の秋が定着していったんですね。
勉強に集中しやすい時期になりました。ぜひ、より一層勉強に集中してみてはいかがでしょうか。
清瀬教室 徳山