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2024年05月13日

定期テストの勉強方法

一口に「定期テストの勉強方法」といっても、重要なのは日頃の家庭学習を充実させることです。とくに、理科・社会の重要語句、漢字や英単語の定着は、短期的な学習ではなかなかできません。テスト前にこれらに取り組もうとしても、時間がとられてしまい、その他の勉強に大きく影響してしまいます。
テスト時期ではないときにこそ、暗記を繰り返し行い、テスト１～２週間前には提出物を完成させ、テストへの実戦応用力を高めることが理想です。しかし「理想」ばかり掲げても、実際のテスト勉強では何をしたらよいか分からない生徒さんが少なくないようです。
今回は、「定期テストの勉強方法」についてまとめます。ぜひ参考にして、上手に活用してください。

①テスト対策のスケジュール・目標を立てる
◇テスト範囲が発表されてから慌てて日程を確認するのは遅いです。テストの日程は学校の年間予定表などで先に確認し、この日にはこの勉強をする、など大まかなスケジュールを立て、テスト対策をスタートさせましょう。その後、試験範囲や日程が確定したら、より細かなスケジュールを立てることをオススメします。
◇テスト２週間前までに今回のテストの目標を、具体的に決めよう。
（例）「英語は８０点以上」
「苦手な数学は平均＋１０点」など
◇目標を見据えてテストの前日から逆算して計画を立てよう。
◇無理な予定は立てず、余裕のある計画表を作ろう。
◇きちんと実行できる計画でないと意味がありません。
（例）「毎日漢字を２ページずつ取り組む。書けなかったら１０回練習する」
「不規則動詞など英単語を１日５個ずつ音読しながら覚える」
「数学のワークは毎日５ページずつ進めて、１週間前までに終わらせる」
◇中学生の期末テストでは科目数が多くなります。高校生は、中間・期末テスト問わず科目数が多いですから、きちんと計画を立てましょう。

②苦手科目を優先的に復習する
◇「日頃勉強しない」→「テスト直前ぎりぎりに勉強」→「テストの点数が悪い」→「嫌いになる」→「さらに勉強しない」…この悪循環を断ち切ろう。
◇その他の科目も油断せず復習をしておこう。
◇１つの科目ばかり長時間勉強するのは避けよう。
◇ミスした問題には印をつけておき、あとで解き直しをする時間を取ろう（重要！）。

③学校からの課題は絶対に提出期限を守る
◇提出物を出さない場合、成績に「１」がついても文句は言えません。
◇ただし、課題をただ「終わらせればよい」のではありません→１ページずつ（なるべく短い範囲で）の答え合わせと見直し、そしてテスト３日前を目途(めど)に解き直しをしてみよう。

④絶対にノルマを達成するという強い意志を持つ
◇途中で予定を変更したり、「明日からがんばるから、今日は勉強しなくてもよい」などと自分を甘やかしたりしない。

⑤「ノートまとめ」に時間を費やさない
◇きれいなノートを作っても点数は上がりません。
きれいに作って満足してしまって、結局覚えられていない、などがないように。

⑥「覚えよう」という気持ちと行動が大切
◇「見ているだけ」では暗記は不十分です。暗記は書いて覚えるものです。とくに漢字で書くことができるか、などチェックを行い、定着度を上げましょう。「覚えよう」→「チェック」→「覚えた！ちゃんと正解した！」が大切。

⑦わからない問題をそのままにしない
◇解答や解説を読み、まずは自力で解決できるかやってみよう。そのあと、何も見ないで自分の力だけで解けるかチェック。
◇それでも分からない時には塾の先生や学校の先生などに質問し、必ず解決する。
そしてその問題をもう一度解き直すことが大切。
質問して満足していてはダメ。
ちゃんと解けるようになるまで繰り返しましょう。

テスト勉強は大変です。予定通りに進められなかった日があっても、そこで諦めずに努力してみましょう。無理なスケジュールを立てていたならば、そこから修正すれば良いのです。「勉強する」→「わかるから楽しい」と思えるようにしたいですね。目標をしっかり定め、粘り強く取り組んでみてください。
自分自身に合った勉強法をしっかりと確立することは、大きな財産になります。その上で、具体的に何をしたらよいかわからない方は、ぜひ教室スタッフに相談してくださいね。