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2024年03月15日

新学年を迎えるみなさんへ

みなさん、進級・入学おめでとうございます。いよいよ新学年での生活が始まります。新しい学年では、こんなことを頑張ろうという意気込みで溢れていることと思います。
今回は中学生を対象に、意識して取り組んで欲しいことをまとめました。さらに、学年ごとに1学期を過ごすうえでの注意点をまとめました。新学年での生活をより実りあるものにするためにぜひ参考にしてください。

【意識して取り組んでほしい3つのこと】
中学校生活を送るうえで、次の3つのことが基本となります。
習慣として身についているか、改めて確認してみてください。

①どの授業も真面目に受ける
当たり前のことですが、どの授業も真面目に受けてください。中学生の皆さんは、高校受験(試験範囲は中学3年間分の内容)という試練が待ち受けています。まずは、日々の授業を真面目に受けて時間を大切に使ってください。受験で出題されない実技4教科も、成績では入試の合否に関わってくるので、手を抜かずに真剣に取り組んでください。

②見やすいノートをつくる
授業ノートは後で見直しができるように丁寧な字で書くことを心掛けてください。黒板に書かれている内容を写すのはもちろんのこと、先生が話していることでも大切だと思う部分はメモをとるようにしてください(ノートにそういう余白を作っておくと便利です)。また、先生によっては「ここはテストに出すよ」というアドバイスをしたりもするので、そういうときはメモだけでなく後で見直しができるようにカラーペン等で目立たせると良いでしょう。ふせん・シールなどを活用しても良いですね。

毎日授業の復習をする
部活に習い事に塾にと、忙しい日々を過ごしていることと思います。ですが、授業で確認したことを定着させるために必ず主要5教科の授業の復習をしてください。毎日することが時間的に難しいのならば、教科ごとに復習する曜日を決めると良いです。

【1学期を過ごすうえで注意すべきこと】

◇中学1年生◇
「すべてにかかわる学習の基礎を学ぶ」
中1ギャップという言葉があるくらい、中学生活は小学生時代の環境と異なりますスタートが肝心です。ここで適当に過ごしてしまうとこの後の3年間・・・いえ、人生に大きく影響してしまうかも知れません。そのくらい大切な時期なのです。
勉強とは
『わからないことをわかるようにする』
『わかったものを反復練習で定着させる』
この2つです。とくにこの時期に習う内容は、中学に限らず今後の勉強の基礎となるものです。その内容理解に出遅れてしまうと、巻き返しも難しくなってきます。中1に限ったことではありませんが、本来この時期は習ったらすぐに復習、そしてくり返しが本当に重要になります。確かに、初めての部活に新しい学校行事にと新生活に戸惑ったり忙しくなったりする時期ですが、それは周りの中1生も同じです。忙しさを理由に勉強を疎かにしないようにしましょう。

◇中学2年生◇
「中だるみに注意!」
“2”の付く学年や学期は大切な時期になることが多いです。2年生の1年間は中学校生活に慣れ高校入試まで間があるため「中だるみ」になりがちな学年です。実際、中学校から出される資料からも、毎年生活面の乱れや成績の低下が起こる事例が多く報告されています。したがって、中2の1学期の課題は「学習の目標」「生活の目安」をもって中学生活を送ることです。「目標」を持ち、それを「自覚」することはとても意義があります。中2の1学期に高い志を持って勉強できる人は、その後必ず学力を伸ばし、成績も向上しています。中2の1学期は目標自覚です。

◇中学3年生◇
「志望校の絞り込みと定期テスト対策強化の時期」
チャレンジ校・目標校・滑り止め校など、志望校をある程度絞り込んでみましょう。夏休み以降、学校見学や説明会が各高校で予定されていますが、どの学校に行くか、この時期に目安を決めてください。また、偏差値の出る塾内テストや会場テストで、現在の自分の学力を正確に判定することも重要です。志望校合格のためには、これからどのように学習を進めていけばよいか、教室長と相談してその方針を固めましょう。同時にこの時期には、学校成績を上げるための定期テスト対策をしっかりしておかないといけません。

「春休みを有効活用する」
中3になる前の春休みは、何となく過ごしてしまう生徒さんが意外と多いようです。中3の1学期は学校生活も多忙で、じっくりとした復習がしにくい時期です。ですからこの春休みは1・2年の復習と、特に入試教科の弱点単元を復習する絶好の機会です。目標を決めて学習することはもちろん、最低1つだけでも単元を決めて完璧にしておくことをおすすめします。
一つ一つの小さな積み重ねが、皆さんを成長させていきます。新学年という節目を機に、良い習慣が身に付くように努め、充実した学校生活が送れるようにしましょう。

※次号5月号では、高1から大学入試までの道筋について説明します。

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