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自分の「やる気」を引き出そう!
やる気のコントロールも勉強のうち!
あなたは、どんな時でもやる気満々で勉強に取り組むことができていますか?
そうであれば理想的ですが、実際は誰にでもやる気の波があるものです。
どうにもならないほどやる気が出ないようなときは、他のやりたいことを先にやって、気分転換した方がよいかもしれません。しかし、「今一つやる気が出ない」という程度なら、自分の気持ちを勉強に向けられるようにコントロールできたらいいですね。
「勉強の仕方が上手な人」というと、勉強内容のやり方だけが注目されがちですが、自分の気持ちを上手く勉強に向けることができる人も、勉強の達人と言えるでしょう。
では、勉強のやる気を引き出すにはどうしたらよいのでしょうか。
やる気を出す方法は?
生徒のみなさんが、普段の勉強の中で、実際にやる気を出すために行っていることを整理すると、主に7つの方法があげられます。
①勉強内容が自分の成長につながる、将来に役立つなど、勉強が価値のあるものだと考える。
②勉強内容が面白く感じられるように工夫したり、面白く感じられる部分に注目したりというように、自分で興味が持てるように意識する。
③勉強が終わった後の自分を想像したり、やり遂げた時の達成感を考えたりなど、勉強した後のよいイメージを持つ。
④自分の部屋を集中できる環境にする。集中しやすい場所で勉強する。
⑤難しく感じるものでも「これは簡単だ」などと自分の考えを意識的に変えてみる。
⑥「勉強しないと成績が下がる」など、勉強をしなかった時に起こる悪いことを想像する。
⑦友人と一緒に勉強する。
さて、上にあげた7つのうち、あなたがやっている方法はありましたか?また、効果的だと思う方法はどれでしょうか?
専門家による研究では、この7つの方法の効果を調査したところ、結果が大きく2つにわかれました。①~⑤の方法を実践しているケースでは、粘り強く集中して勉強に取り組めている傾向がみられました。一方で、⑥や⑦の方法をとっている場合は、持続力に欠ける傾向がありました。①~⑤に共通するのは、いずれも自分の意識の持ち方に関する工夫であるという点です。自分の考え方や感じ方をよい方向に変えることで、自分の行動も変えることができるということですね。
人から「やらされている」感が強くなるほど、なかなかやる気は起らないものです。「やる気のもと」となる最大の要素は自分自身の中にあると考えることで、勉強への向き合い方に変化を与えることができるでしょう。
夏休み中は、自分一人で勉強する機会も多くなると思います。「なんとなくやる気が出ない」という時は、自分のやる気をアップさせる方法をぜひためしてみましょう。
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