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2024年度(令和6年度) 国公私立大学 入学者選抜実施状況
文部科学省は2024年11月27日、2024年度(令和6年度)国公私立大学 入学者選抜実施状況の概要を発表しました。
2024年度の大学入学志願者数は、合計で4,241,908人となり、前年の4,279,099人から減少し、全体の志願倍率は6.8倍(前年度:6.9倍)となりました。
【内訳】
国立大学⇒ 志願者数:362,308人(前年度:358,585人) 志願倍率:3.8倍
公立大学⇒ 志願者数:155,030人(前年度:155,568人) 志願倍率:4.6倍
私立大学⇒ 志願者数:3,724,570人(前年度:3,764,946人) 志願倍率:7.5倍
入学者数の状況をみると、一般選抜では、国立・公立で微増したものの、私立は減少し、全体では7,460人減の291,590人でした。また、学校推薦型選抜も同様に、国立・公立が微増、私立が減少となり、全体では前年度より9,924人減の214,549人となりました。
一方、総合型選抜では、国立・公立・私立のいずれも入学者数が増加しました。
【総合型選抜 入学者数の推移】
上の表のように、国立、公立、私立のすべてで総合型選抜による入学者が年々増加する傾向にあり、入学者全体に対するその割合も高まりつつあります。
国立大学のおよそ8割、私立大学の9割以上がこの総合型選抜を実施しており、今後もその存在感が増していくでしょう。
私立大学では、学校推薦型選抜による入学者が多少減少しましたが、その数は入学者全体の4割を占めており、総合型選抜と合わせるとおよそ6割にもなります。このことからも、入試の多様化がますます進んでいる現状をみることができるでしょう。
現在進行中の令和7年度大学入試も、この傾向が継続するのでしょうか。その動向が注目されます。
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