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2024 共通テスト
大学入試センターは2月5日、2024年度大学入学共通テスト実施結果の概要を公表しました。出願者49万1914人のうち受験者は45万7608人で、受験率は93%となりました。
各科目の平均点は、下記の通りです。
【国語(200点)】
国語 116.50(105.74)
【地理歴史(100点)】
世界史A 42.16(36.32)、世界史B 60.28(58.43)、日本史A 42.04(45.38)、
日本史B 56.27(59.75)、地理A 55.75(55.19)、地理B 65.74(60.46)
【公民(100点)】
現代社会 55.94(59.46)、倫理 56.44(59.02)、政治・経済 44.35(50.96)、
倫理、政治・経済 61.26(60.59)
【数学①(100点)】
数学I 34.62(37.84)、数学I・数学A 51.38(55.65)
【数学②(100点)】
数学Ⅱ 35.43(37.65)、数学Ⅱ・数学B 57.74(61.48)、簿記・会計 51.84(50.80)、
情報関係基礎 59.11(60.68)
【理科①(50点)】
物理基礎 28.72(28.19)、化学基礎 27.31(29.42)、生物基礎 31.57(24.66)、
地学基礎 35.56(35.03)
【理科②(100点)】
物理 62.97(63.39)、化学 54.77(54.01)、生物 54.82(48.46)、
地学 56.62(49.85)
【外国語(100点)】
英語リーディング 51.54(53.81)、英語リスニング 67.24(62.35)
政治・経済は、センター入試時代を含め過去最低となりました。他の科目と同様に、多様な資料、表やグラフを活用した問題が多く出題された上、計算が必要な問題も複数あったことが要因の一つとして考えられます。
英語リーディングも共通テスト開始以降、2年連続で過去最低点を更新しました。様々なジャンルの英文にイラストやグラフ,メモなど多様な資料が用いられた問題の傾向は、これまで同様と言えますが、英文の語数が昨年度よりさらに増えて約6300語となったことで、読み取りのスピードがより必要とされる内容でした。
共通テスト開始以降、科目によっては平均点の変動が目立つものもありましたが、今年度は全体として比較的安定した出題となりました。
問題の分量の多さと資料の多さは、共通テストのすべての科目に当てはまる特徴です。基礎力とそれを活用する力、文章を速く正確に読み取る力、資料やグラフから必要な情報を見極める力が問われます。大学進学を予定している高校生の方は、それらに対応できる実力を備えるために、早い時期から準備をはじめましょう。
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